在宅看護研究センターLLP

在宅活動を目指すあなた、独立開業ナースを支援します。

11月19日の「あなたの声を忘れるわけがありません。絶望なんてさせるものか!」に、さらに新しいコメントがつきました。

コメントです。本人とほぼ同時期に他の病院に入院されていた,父親が他界した。

「おやじに会いたい!」

何度も何度も文字盤で訴え,30分だけ自宅への外出が叶った。

なんと!主治医もアンビューバッグを抱えての同行の外出となった。

父親との無言の再会。

本当なら,長男の俺が一切を取り仕切らなきゃいけないのに。

親父…親父…すまないな…

車椅子の後ろ姿から,そう語りかけているようだった。

三ヶ月ぶりの自宅。

窓を開けて庭を見てもらう。

金柑…見えた?

と話しかけるとニッコリとされる。

奥さんが,ニワトリを一羽連れて来て

「ほら~!姫(ニワトリの名前)!とーちゃんだよ~」と足に近づける。さらにニコニコと笑い,足で鳥を撫でている。

主治医が,穏やかな口調で静かに他の親族へ,温かい言葉をかけている。

ほんの短い外出ではあったけれど,心の奥がほんのりと温かくなる,キラリと光る感動の瞬間に立ち会えたことが嬉しい。